映画「キサラギ」感想

気になっていた映画「キサラギ」を観に行ってきました!
映画に中々行かない私。前行ったのなんだっけ…と思い返してみると、前もシネリーブル。そして観たのはクロマティ高校…そんなんばっか見てますサーセンwさて、キサラギってどんな映画かというと…

知る人ぞ知るアイドル如月ミキが自殺をして一年が経ち、一周忌追悼会に集まった5人の男たち―家元、オダユージ、スネーク、安男、イチゴ娘。ファンサイトの常連である彼らはそこで初めて顔を合わせた。それぞれオタク心を通わせながら、彼女の思い出話に花を咲かせる。誰しもが「自殺なんかする娘じゃない」と思っていた。そして誰かが「彼女は殺されたんだ」と。この発言をきっかけに、男たちの侃々諤々の推理が始まった…。

キサラギ

舞台が動かず、一部屋の中でそれぞれのバックグラウンドや知識を元に討論を交わして、二転三転しながら真相にたどり着く…というのは大好きな名作映画「12人の怒れる男たち」と似ていますね。

追悼とはいえ単なるアイドルのオフ会から一転してシリアスな謎解きへ。次々明らかになる意外な事実、シナリオと画面の端々に散りばめられた布石、笑いもあれば涙もあり。ちょっとホロリときたかと思えば直後に笑いでオトすなど、素直にじーんとさせてはくれません(笑)
なんかもう素直に面白かったです。平日とはいえレディースデーということもあり、8割ほどの客席が埋まっていましたが、みんな面白かった!とおしゃべりしながら笑顔で映画館を出ていました。
観に行こうかな?と迷った人は観に行って損はないと思います。
香川照之さんグッジョブ!!

以下もう少し内容に触れた感想
真相に関わるようなネタバレや驚きポイントは伏せたり分からないようにしていますが、閲覧は自己判断でお願いします。

7回連投のスネークにまずバロス。
謎解きはすごく難しいわけではなくて、前半30分の間に大体の伏線は張られ終わっている。だから登場人物と一緒に考えても、取り残されることがなくて「あ、まさかこれってこういう…?!」とちょっと前に気付く感じ。
なので最初は後半入ったあたりでいちおうの真相が読めて『面白いんだけど、もしこれで本当に終わったらガッカリかも…』とちょっと余計な心配をしてしまいました。逆にここからヒネるならどうするんだろうと思っていたら…!
そこでこの伏線がいきるのか…!やられたー><
と綺麗にまとまったと思いきや、さらにラストのラストにもちょwwwwその発想はなかったわwwwwと。
良い意味で裏切ってくれたと思います。

星空に重ねたCGのシーンなんて、あからさまにB級のかほりが漂ってて、そういうところも狙ったんだろうなと思うw最初はしんみりほろりと観ちゃうのに、後半あきらかに笑わせようとしてるだろう!www

エンディングロールではミキたんが見れます。普通に可愛い。
しかしファン一同の映像の方につい目が。何この喪服のゾンビーズ><;
かけ声含めて本気で練習したんだろうなと思うとたまらない。ニコ動にうpしたいくらいのクオリティ。
最後まで楽しく見させていただきました。

一番好きな台詞は「てめぇなんか毎日香で十分だ!」でした('▽')

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